Monthly Archives: 8月 2013

北欧紀行 12 「ストックホルムの眺め」

love
ホテルのベランダにて、微笑む妻



スカンセンをたっぷりと堪能した後は、ホテルへと戻りました。
これでストックホルムで二泊ということになるのですが、
今回の北欧旅行、全8日間のうち、同じ場所に宿泊したのはこの1回のみ。
かなり色々な場所へと行ったんだなあと思います。
この日の夕食はホテルの最寄駅から数駅ほど移動し、
ペリカン(Pelikan)」という老舗のレストランへと足を運びました。
わいわいと賑わうなか、妻はスウェーデン料理であるミートボール、
僕はがっつりとステーキを食べました。ここでのご飯もとにかく美味しかった!


翌日はストックホルムの観光名所めぐり。
これまでスコーネであったり、ストックホルムの中でも森の墓地やスカンセンといった、
ガイドブックで大々的には取り上げられていない場所が中心であったため、
あまりツアー客などには遭遇しなかったのですが、
この日は多くのツアー客に出会いました。


まずはストックホルムのシンボル的存在、ストックホルム市庁舎へ。
ここは市庁舎でありながらノーベル賞の記念晩餐会が行われる場所としても有名です。
せっかくなのでガイドツアーに参加し、
ガイドさんに案内されながら英語で色々な説明を受けつつ中を見て回ったのですが、
頑張って聞き取れた内容は5割弱…。
最初にガイドさんが「わかりやすい英語で説明します」と言っていたにも関わらずこの出来、
これは本当にちゃんと英語を学ぶ必要がありそうです。
ちなみに英語は妻の方が僕より若干得意で、
妻はおそらく6割ぐらいは聞き取れていた筈。
いつかは妻を追い抜かして、頼りにされたいものですが…。


ストックホルム市庁舎には非常に高い塔もあり、
上へ登ることでストックホルムの町並みを一望することが出来ます。
それには下からずっと階段で登ることになるのですが、
高い塔だけあってなかなか体力を使います。
上に着く頃には夫婦でヘトヘトになってしまいました。


Stockholm
全体的に煉瓦色の町並みから、ところどころ尖塔が顔を出す様子が美しい


Stadshusparken
市庁舎横の広場は、大勢の観光客で賑わっていた


市庁舎は観光スポットとしてはかなりベタではありますが、
やはり人気がある場所はちゃんと理由があるのでしょうか、
とても面白い場所でした。
市庁舎内の部屋はそれぞれバリエーションに富んでいて見ていて飽きないし、
塔の上からの眺めは一見の価値があります。
やはり定番どころもしっかり行っておくことも大事だなぁと思いましたよ。


続く!

北欧紀行 11 「昔の北欧が知れる場所、スカンセン」

amusement park
船上から見たチボリ公園



スコーグスシュルコゴーデンを後にし、
向かった先はユールゴーデン島(Djurgården)。
ここにはローゼンタールガーデン(ROSENDALS TRÄDGÅRD)という
有機栽培で作られた野菜を使用したオーガニックカフェや、
スカンセン(Skansen)という北欧の昔の建物などが立ち並ぶ野外博物館があります。


ユールゴーデン島にはトラム(路面電車)で行く方法とフェリーで行く方法があります。
自分たちは行きはフェリー、帰りはトラムに乗りました。
トラムも楽なのですが、ここは是非一度はフェリーに乗るのをお勧めします。
フェリーでは心地よい風を感じながら、美しい町並みを見ることが出来、
スカンセンのパンフレットにもこのフェリーで訪れることがオススメされていました。
ユールゴーデン島には小さな遊園地のチボリ公園もあり、
船のうえからアトラクションを眺めることも出来ました。


ユールゴーデン島に到着後、
ローゼンタールガーデンで野菜をふんだんに使ったランチプレートを食べ、
野外博物館、スカンセンへ!
ここは日本でいう明治村のような場所と言えば、東海圏の方には伝わるでしょうか?
スカンセンの中には北欧のかつての建築様式で建てられた古い建物が並び、
建物内では現在では行われていない手法を用いて織物などを織っていたりと、
近代化される前の北欧の様子を知ることが出来るのです。


ここに来るのを妻はとにかく楽しみにしていました。
何故かというと、古い民族衣装を着たスウェーデンの人が見られるから!
妻は民族衣装というものが好きで、
かつてペルーに旅行に行った際には民族衣装を着て実際に暮らしている人を見ようと、
車で何時間もかけて田舎の村に行ったことがあるそうです。


しかし、スカンセンに意気揚々と入ってから早速いくつかの古い家を覗いてみたのですが、
なかなか民族衣装を着た人に会えず。
ひょっとして、そんなにいないのでは…?と不安に思っていたその時、
「あそこにいそう!」と妻が飛び出し、
古い家の中に飛び込んでいきました。
その中には、民族衣装を着てパン生地をこねているおばあさんの姿が!
「やったー!」と大喜びしながら目を輝かせる妻。
そこから妻は「民族衣装ハンター」と化し、
「あそこの家にもいそう!」「こっちにもいそう!」
と次々と古い家に飛び込んでは民族衣装を着た人を見て喜んでいました。


smile
妻が探し求めていた民族衣装を着た人。確かに素敵な佇まい。


ちなみにこのスカンセンは動物園の役目もはたしており、
トナカイなどの姿を見ることも出来ます。
中には檻の外を自由に動き回っている動物もいて、中々にフリーダム。


pretty march
道をてくてくと歩く鳥。飼育場所とかは決まってないのでしょうか?


スカンセンをたっぷり満喫し、そろそろ出ようかと出口へ向かうと、
その途中でなんとも素敵な光景を発見!
なんと、生演奏によるダンスパーティーが開催されていたのです。


dance
参加者の大多数はおじいちゃん、おばあちゃんだ


音楽に合わせて楽しそうに踊る、おじいちゃんおばあちゃんの姿。
なんて素敵な光景なんだ!
かつて若かりし時もこうして一緒にダンスをし、
愛を深めていったのでしょうか…


なんて思っていると、
妻が「北欧って離婚率が凄い高いんだけど、このうち一体どれだけが最初の伴侶と踊っているんだろうね~」
と呟き、僕は現実へと引き戻されたのでした。
現在の正確な割合は知らないのですが、
スウェーデンでの離婚率は50%近くというのはよく聞く話。


しかし、それはそれ、これはこれということで、
きっとここで踊っている人はみんな若かりし時に永遠の愛を誓い合い、
今でもお互いを思いやって生活している人に違いない、
と信じながらシャッターを切ったのでした。


そんなわけで、スカンセンは最後の最後まで僕たちを楽しませてくれました。
ちなみにこのスカンセンが世界で最初の野外博物館だそうです。
スウェーデンに旅行する際は、訪れてみると色々と楽しめること請け合いですよ!


続く!

北欧紀行 10 「世界遺産となった墓地、スコーグスシュルコゴーデン」

long-distance train
ストックホルムへと向かう列車内の喫茶エリア。軽食が食べられる。



スコーネ地方を後にし、いよいよスウェーデンの代表的都市、ストックホルムへ。
ルンドという町から長距離列車に乗って向かったのですが、
その列車内では色々なトラブルが。
事前にシートを予約していたので、安心して列車に乗ったのですが、
予約をしていた席に向かうと、既に別の人が座っていたのです。
な、なんでだー!!


どうやらその人たちが予約していたシートにも既に別の人が座っていたようで、
列車内はけっこうなフリーダム状態。
事実、恐らく席をちゃんと予約せずに列車に乗った家族がいて、
その人たちは空いている席に座り、
その席を予約している人が来ては別の席に座り…
を目的地まで繰り返していました。


なんだそりゃー!といった感じですが、
その家族が連れていた女の子がとても可愛らしく、
またかなりおてんばで、
近くに座っていた自分たちのもとにやって来ては
楽しそうに笑うので、
その子どもに癒されたぶんそこまで嫌な気持ちにはなりませんでした。
(ガイドブックのスウェーデン語辞書を使って女の子に名前を聞いてみると、
イエリンちゃんだとわかりました。今回の旅で唯一英語以外でコミュニケーションを
とった瞬間でした)


列車がストックホルムに到着したのは夜10時頃。
夏の北欧といえど流石にこの時間帯になると日も落ち始めていました。
予約していたホテル、スツレプラン(HOTEL STUREPLAN)に直行し、
ぐっすりと眠りました。


翌日、朝からさっそくストックホルムの観光を開始。
ストックホルムはスコーネと比べると景観が全く異なり、
さすがの大都市といった感じで、
高層のホテルやデパートなどが立ち並びます。
行きかう人々の数も多く、
とても賑やかでした。


pipe shop
道を歩いていると、パイプを売っているお店が。流石ヨーロッパ圏。


この日はまずはスコーグスシュルコゴーデン(Skogskyrkogården)、日本語でいう「森の墓地」へと向かいます。
ここは墓地でありながら世界遺産に登録されている場所で、
広大な自然の中に多くの人々が眠る共同墓地です。


Skogskyrkogården
入り口から入ると、大きな十字架が目に入る。これがこの森の墓地のシンボルとなっている。


北欧の人々にとって、森は大切な場所であり、
人は死んだらその森、自然の中へと還っていくというのが
北欧の人々の死生観。
この死生観をそのままに表現したのがこの森の墓地であり、
スウェーデンの人々にとって大切な場所となっているんです。


Skogskyrkogården
木々のこもれびが美しく、小鳥のさえずりが優しく響いていた


日本で墓地というと、やや閉鎖的で薄暗いイメージがありますが、
森の墓地はとても開放的な場所でもあり、
広大な広場ではピクニックを楽しむ人がいるほどです。


この森の墓地では、
自然と共に生きる、そんな北欧の人々の文化に触れることが出来ました。

北欧紀行 9 「さよならスコーネ」

a walk
シムリスハムンでの散歩はとても気持ちよさそう



自分と妻はふたりとも写真を撮るのが好きで、
けっこう好きな被写体や写真のテイストも近いものがあるのですが、
それでも一緒に旅をしていると、やはりそれぞれ微妙に反応するポイントが違います。
シムリスハムンでは海水浴をするようなビーチがあったのですが、
自分はビーチの写真はほとんど撮らなかったのに対し、
妻は沢山写真を撮っていました。


cars


逆に上の写真、自分としては車がピシっと並んでいる姿が可愛いと思って撮ったのですが、
妻からするとなんで撮るのかよくわからなかったようで…
(出来上がった写真を見て、確かに可愛いね!と言っていましたが)
妻が撮影した北欧の写真を見ると、
こういった微妙な視点の違いが感じられてとても楽しいです。


wife
妻の写真はインスタグラムでちょびっと見れます


シムレスハムンにはリサ・ラーソンを多く取り扱っているインテリアショップがあり、
妻はそこでアンティーク物の猫の陶器オブジェを安く買うことが出来て
かなり大喜びしていました。
リサ・ラーソンのムック本にも載っていた「ハンス・オルソン・コンストハンデル(Hans Olsson Konsthandel)」というお店、
シムレスハムンに行く機会のある方は(そうそういないでしょうが)是非お立ち寄りを!


shopkeeper
お店の店長さん。見ての通り、とても感じの良い素敵な方だった。


昼食をとるため、歩行者天国に面している飲食店の中から
なんとなく雰囲気が良さそうなお店を選び、勢いで入ってみました。
スウェーデン語はパッと見は英語に近いものがありますが、
メニューを見てもまったく見当もつきません。
しかし、英語のメニューを別に用意しているお店がほとんどなので、
意外と勢いでお店に入っても大丈夫です。
シムレスハムンのお店も英語のメニューを用意してくれ、
無事に美味しいご飯を食べることが出来ました。


昼食を食べたあとは、いよいよスコーネを去る時がやってきました。
シムレスハムンからバスでルンド(Lund)という町へ向かい、
そこから電車でストックホルムを目指します。
ストックホルムも勿論楽しみだったのですが、
スコーネを去るのが惜しくなるぐらい、スコーネは魅力的な場所でした。
必ずまたいつの日か、スコーネにい行きたいと思います!
その時はドラカモランに何日も滞在して、
ひたすらのんびりとしてみたいなぁ。


それでは次回より、ストックホルム編です!
北欧の話がずいぶん長くなってしまっていますが、
どうかお付き合いくださいね。


続く!

北欧紀行 8 「港町シムリスハムン」

collapsing frame



スコーネでの二日目は、港町シムリスハムン(Simrishamn)へ。
この日は色々な人の優しさに触れることができました。


まずはドラカモランの最寄りのバス停からバスへ乗り、
シムリスハムンへと向かったのですが、
バスを降りる際、運転手の方に賃金を訪ねて支払おうとしたところ、
運転手が「私からの気持ち」として料金を無料にしてくれたのです。
「よい旅を!」と笑顔で見送ってくれた運転手さん。
日本ではそういったサービスはなかなか難しいとは思いますが、
海外で旅行しているときに優しくされると本当に嬉しくなるので、
もし日本で外国人の旅行者を見かけた際には優しくしないと!と思います。


駅から降り、観光案内所で手荷物を預けようと
道を歩いていたイケメンのおじさんに妻が場所を尋ねてみると、
親切に場所を教えてくれただけでなく、
カメラ談義にも花が咲きました。
こういう時間はとても楽しいのですが、
そのたびに「もっと英語勉強しないと…」と思いもします。


観光案内所で荷物を預けたあとは早速シムリスハムンの街並みをぶらり。
シムリスハムンはスコーネの中では比較的規模の大きい町で、
特に歩行者天国となっている通りは多くの飲食店や様々なショップが連なり、
沢山の人で賑わっています。


Simrishamn
歩行者天国はこれまでのスコーネの村にはない活気に溢れていた


路地を歩いていると屋根の修理をしているおじさんがいたので、
頼んで写真を撮らせてもらいました。


a man


日本から来たと話すと、おじさんは日本知ってるよ!縦長の島国だよね!
と陽気に言ったあと、妻のカメラに反応し、いいカメラを使っているね!と。
妻が使っているカメラはハッセルブラッド500C/Mで、
スウェーデンで作られたものなのです。
つまりここはカメラにとって故郷みたいな場所。
それもあり、おじさんは結構妻のカメラに反応する人が多かったです。
(逆に若い人はハッセルの存在を知らない人ばかりでした)


wife
路地の片隅にて


シムリスハムンはバス停だけでなく、電車の駅もあるため、
比較的アクセスはしやすい町だったと思います。
しかし観光ガイドに載っていないだけあって、
全然日本人がいない!というより、アジア人がいない!
シムリスハムンに限らず、スコーネ地方では
自分たち以外のアジア人を一切見かけませんでした。
こんなに素敵な場所なんだから、もっとガイドで紹介すればいいのに!とちょっと思います。


続く!