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都市、自然

a little nature


明日より(日付的には本日より)、地元の千葉県へ帰省します。
子どもを連れての初めての遠出になるので、
若干の不安はあるのですが、
とりあえずのんびりと行動しようかと思います。
自分の祖父母と息子が対面するのは初めてなので、
はやく子どもの顔を見せてあげたいですね。


息子は最近、泣き声とも違うような、よくわからない言葉を発するようになりました。
いわゆる喃語というのでしょうか、
機嫌が良い時に「あうー」「んでー」といった感じのことをよく喋るんです。
これがいずれはちゃんとした言葉になっていくのかと思うと、
今からその日が待ち遠しいです。
子どもの成長スピードは本当に著しく、
ちょっと油断しているとあっという間に変わっていくので
写真の撮りがいがありますね(笑

隙間

little green


今年の秋、11月に名古屋の伏見にある小さなギャラリーで個展をすることになりました。
まだ取り敢えずの日程しか決まっていないので、
諸々決まってからまたちゃんとした形でお知らせをしたいと思います。
本当に待ち望んでいた、念願の個展開催なので、
自分で納得できるものになるよう、頑張ります!


最近になって遂に映画館で「アナと雪の女王」を観てきました。
もう社会現象と呼ばれるまでにブームになった映画なので、
さすがに気になってしまい…。
あんまりネタバレになるようなことを書くのもよくない気がするので
ざっくりとした印象を述べると、
ディズニーの持つパワーを体感したような感じでした。
本編が始まる前に、「ミッキーのミニー救出大作戦」という白黒映画が流れるのですが、
これのクオリティからして凄かったですからね。
勿論本編もとにかく勢いが凄い!
ストーリーは正直それほど他の映画と比べて秀でているという感じではなく、
冷静に物語だけを追ってしまえば結構突っ込みどころがあったりもするのですが、
それを気にさせないぐらいの素晴らしい演出と音楽。
エンターテイメントとして非常に完成度が高い映画でしたよ。
純粋に見ていて楽しい映画なので、
社会現象になるほど人気が出た理由もわかったような気がしました。

陽光を浴びながら

shiny


息子は最近よく笑ってくれるようになりました。
いやー、息子は何をしていても可愛く見えてしまうのですが、
やはり笑顔は格別です。
心身の疲れを吹き飛ばしてくれるような威力があります。


ところで、息子が産まれたことで
昔自分が幼い頃に触れたものに
改めて接する機会が増えてきました。
それは例えば絵本であったり、童謡であったり…。


しかしそれらを今大人になった自分の目線から見ると、
昔には気が付かなかった側面が見えてくることがあります。
例え子供向けのものであってもその作り手は大人です。
その作り手が子どもへ向けて込めた想いのようなものが、
今になって伝わってくることがあります。


例えば童謡「ぞうさん」の歌詞。
幼いころは「あー、ぞうって鼻が長いのか」という感想しかありませんでしたが、
今になって改めて歌詞を見てみると、
それ以外の要素…家族愛、個性の素晴らしさといったものが浮かび上がってきます。
母親の象のことが大好きで、
そんな母親と同じ長い鼻をもっていることを誇らしげに話す子どもの象。
恐らく作詞家のまどみちおさんは、
この歌を親子で仲良く歌っているようなシーンを想像しながら書かれたのではないでしょうか。
そして、調べたところによればこの歌には、
自らの差異を肯定することの大切さについても込められているのだそうです。
他とは違う長い鼻をコンプレックスに感じることなく誇る像。
あのとても短い歌詞の中にこれほどの想いが詰められていたなんて…と驚くばかりです。


子供向けに作られた数々のものには、
必ずその作り手が子どもへ向けた想いが込められています。
「ぞうさん」のようにメッセージ性を含んだものだけではなく、
とにかく子どもに楽しんで笑顔になってほしい、
子どもに色々な世界を知ってほしいなどなど、
そのバリエーションは様々ですが、
それら作り手の想いをイメージしながら
親から子どもへ伝えることで、
親自身も色々な発見が出来るような気がします。

まなざし

glance


先日、名古屋の東山公園駅近くにある、ブックストア&ギャラリーの「ON READING」に行ってきました。
何度も行っているお店ですが、今回の目的は開催されていたサンナ・クヴィストさんの写真展、「10万匹の蛍」を観るためでした。
DMの写真がとても良く、前から気になっていたのですが、
実際に見てみるとこれがまた素晴らしい展示!
透き通るような透明感、そしてどことなく漂う儚さ。
サンナ・クヴィストさんはスウェーデン出身のフォトグラファーなのですが、
北欧の写真家が撮る作品は上記のような特徴が
けっこう共通して挙げることが出来るのではないかと思います。
僕はかなり好きですね。
今回の展示作品も収録されている写真集もしっかりゲットしてきました!


写真つながりの話で、
先日大須にある写真屋さん、rainrootsでのワークショップにて、
カラープリントのパネル貼りを行ってきました。
パネル貼りとは、木製のパネルに写真を貼り、
立体感を出すことで作品としての存在感が増すことを目的とするものです。


そんなわけで、単純に木のパネルに写真を貼るだけなので
簡単なように思えるのですが、
ことカラープリントについてはけっこう面倒で手間がかかるものであったりします。
というのも、写真も紙なので湿気によって微妙に伸びたり縮んだりするので、
そのまま両面テープや糊などでパネルに貼ってしまうと、
貼った瞬間は良くても時間が経つと写真が波打ってしまったりするのです。


モノクロの場合は、写真をプリントする印画紙を
一般的なRC紙からバライタ紙に変え、
水張りという方法を使ってパネルに貼ることでその問題を解消できるのですが、
カラーの場合はバライタ紙がなく、その方法は使えません。


そこで、今回のワークショップでとった方法は、
RC紙にプリントをした後にプリント面の裏側のポリエチレン層を手で無理やりはがし、
水につけた後にバライタ紙と同様に水張りを行う方法でした。
以下、自分の復習もかねてその内容を書いてみます。


そもそも水張りというのは、
水を含んだ状態で膨張している紙をパネルにペタリとかぶせ、
パネルの横面に紙を折り込んでステープラ(ホチキスのようなもの)でバチンととめ、
その上から水張りテープをぐるりと一周貼る…というような感じで行います。
すると、水が渇いた時の紙と水張りテープの収縮によって、皺がない写真になるんです。
ところがRC紙の場合は紙だけでなく裏紙としてポリエチレン層があるため、
水を含んでも綺麗に紙が伸びてくれません。


そこで、そのポリエチレン層を無理やり剥がして水張りを行ってしまおう、というのが
今回のワークショップの内容でした。
まずは写真の四隅のいずれかを手でいじるような感じで、
表紙の層と裏紙の層にわけます。
後はそこをとっかかりに紙をはがしていくのですが、
力加減を失敗すると裏紙が途中で破れてしまい、
また別の四隅からはじめる羽目になってしまいます。
コツは、裏紙をはがすさいに指を表紙と裏紙の間にすべりこませるようにして、
慎重に作業を行うことです。
無事に裏紙をはがし終えたら、写真を水にひたして膨張させ、
あとはバライタ紙同様に水張りを行って完成です。


これのメリットとしては、バライタ紙同様の水張りが出来るので
成功すればその後よほど湿度の高い場所に置かない限りは写真が波打つことはありません(多分)。
デメリットとしては、裏紙をはがす時に失敗して写真自体の厚みが凸凹になってしまう恐れがあったり、
裏紙をはがしすぎて写真が薄くなり、木製パネルの色が写真に影響してしまうことがあるということです。
また、写真の大きさが大きければ大きい程裏紙をはがすのが難しくなります。
ワークショップを終えた時点での感想としては、
六つ切りまでならいけそうですが四つ切り以上のサイズになると中々苦労しそうな気がします。
慣れれば出来るようになってくるのかもしれませんが…。


そんなわけで、カラープリントのパネル貼りについて書いてみました。
完成したものを見ると、やはりパネル貼りされた写真は存在感があってとても良いです。
これは今後もちょくちょく挑戦してみたいな、と思えるものでした。

ハレ

green


先日、石川直樹さんのトークショーに参加をしてきました。
世界各地を探検し、数々の高峰に登頂し、
それらを写真に収めて作品を発表しつづけている石川直樹さん。
このたび新しい写真集が出版されることになり、
それを記念してのトークショーでした。


もともとは妻が大の石川直樹さん好きで、
写真集や本を持っていたり
トークショーに行って一緒に写真を撮ってもらったり。
その時の写真を見たのですが、
妻があまりにも嬉しそうな表情だったので軽く嫉妬したほどです。
そんなわけで今回のトークショーもはじめは妻に勧めたのですが、
妻が気を利かせて自分に譲ってくれたのでした。


石川直樹さんの写真の魅力といえば、やはりその見たこともないような景色。
普通に暮らしていればまず行けないような場所を写した数々の写真は、
見ているだけでワクワクしてしまいます。
こんな辺鄙なところによく行けるなあ、と思うのですが、
世界中を旅する石川直樹さんは、この世界に僻地という場所はないのだと語ります。
自分たちにとっては僻地でも、
そこに人が住んでいれば、その場所こそがその人にとっての世界の中心であるというのです。


そんな石川直樹さんが今回のトークショーで語ったことは、
つい先日まで登頂をしていたマカルーの話が中心でした。
撮影した写真や映像を交えながら石川直樹さんが語った話は
とにかくかっこよかった!
男なら少年のころには誰もが冒険に憧れるものですが、
それを実際に実行している石川直樹さんの言葉は
どれも力強いものでした。


数々の高い山に挑戦をする登山家や世界を旅する冒険家は他にもいますが、
何故石川直樹さんはそこに行くだけではなく、
それらの景色を写真に収め、発表するということを行っているのでしょうか。
その理由が気になり、質問コーナーで質問をしてみたのですが、
石川直樹さんの回答は非常にシンプルで、
「ただそれをしたいと思うから」とのことでした。
例えば絵描きにしても、何か理由があるから描くのではなく、
描きたいと思うから描くのではないかと語る石川直樹さん。
やはり表現者というのは、理由や理屈ではなく、
自らのなかに自然と湧き上がってくる衝動を形にする人なのでしょうね。
加えて、石川直樹さんは本が好きだということもおっしゃっていました。
元々本が好きだったという石川直樹さんは、
例え誰も見てくれなかったとしても写真集という形にすることに意味があると思っているそう。
また、昔石川直樹さんが本を読み影響を受けたように、
自分の本で誰かが良い影響を受けてくれたら、とおっしゃっていました。


トークショーの後にはサイン会も行われました。
その場で購入した「Lhotse」(ローツェ)に自分の名前、
家から持ってきた「POLAR」に妻の名前で書いて欲しいとお願いすると、
快く応じてくださいました。
また、自分が首から下げていたMamiya7IIを見て、
良いカメラだね!と褒めてくださり、
「最近はそのカメラばっかりで撮ってるよ」とのこと。
石川直樹さんといえばPLAUBEL Makina67のイメージがあったので、
何気にけっこう衝撃の一言でした。
そのままMamiya7IIで石川直樹さんの写真も撮らせていただきました。


トークショーの中で、エベレストの登山口へと続くエベレスト街道の映像を見せながら
「一般の人でも行けるから、一生に一度は行ったほうがいいと思う」
と語っていた石川直樹さん。
その光景は確かにとても魅力的で、
いつか妻や息子と一緒に行ってみたいなあと思ったのでした。