ハレ

green


先日、石川直樹さんのトークショーに参加をしてきました。
世界各地を探検し、数々の高峰に登頂し、
それらを写真に収めて作品を発表しつづけている石川直樹さん。
このたび新しい写真集が出版されることになり、
それを記念してのトークショーでした。


もともとは妻が大の石川直樹さん好きで、
写真集や本を持っていたり
トークショーに行って一緒に写真を撮ってもらったり。
その時の写真を見たのですが、
妻があまりにも嬉しそうな表情だったので軽く嫉妬したほどです。
そんなわけで今回のトークショーもはじめは妻に勧めたのですが、
妻が気を利かせて自分に譲ってくれたのでした。


石川直樹さんの写真の魅力といえば、やはりその見たこともないような景色。
普通に暮らしていればまず行けないような場所を写した数々の写真は、
見ているだけでワクワクしてしまいます。
こんな辺鄙なところによく行けるなあ、と思うのですが、
世界中を旅する石川直樹さんは、この世界に僻地という場所はないのだと語ります。
自分たちにとっては僻地でも、
そこに人が住んでいれば、その場所こそがその人にとっての世界の中心であるというのです。


そんな石川直樹さんが今回のトークショーで語ったことは、
つい先日まで登頂をしていたマカルーの話が中心でした。
撮影した写真や映像を交えながら石川直樹さんが語った話は
とにかくかっこよかった!
男なら少年のころには誰もが冒険に憧れるものですが、
それを実際に実行している石川直樹さんの言葉は
どれも力強いものでした。


数々の高い山に挑戦をする登山家や世界を旅する冒険家は他にもいますが、
何故石川直樹さんはそこに行くだけではなく、
それらの景色を写真に収め、発表するということを行っているのでしょうか。
その理由が気になり、質問コーナーで質問をしてみたのですが、
石川直樹さんの回答は非常にシンプルで、
「ただそれをしたいと思うから」とのことでした。
例えば絵描きにしても、何か理由があるから描くのではなく、
描きたいと思うから描くのではないかと語る石川直樹さん。
やはり表現者というのは、理由や理屈ではなく、
自らのなかに自然と湧き上がってくる衝動を形にする人なのでしょうね。
加えて、石川直樹さんは本が好きだということもおっしゃっていました。
元々本が好きだったという石川直樹さんは、
例え誰も見てくれなかったとしても写真集という形にすることに意味があると思っているそう。
また、昔石川直樹さんが本を読み影響を受けたように、
自分の本で誰かが良い影響を受けてくれたら、とおっしゃっていました。


トークショーの後にはサイン会も行われました。
その場で購入した「Lhotse」(ローツェ)に自分の名前、
家から持ってきた「POLAR」に妻の名前で書いて欲しいとお願いすると、
快く応じてくださいました。
また、自分が首から下げていたMamiya7IIを見て、
良いカメラだね!と褒めてくださり、
「最近はそのカメラばっかりで撮ってるよ」とのこと。
石川直樹さんといえばPLAUBEL Makina67のイメージがあったので、
何気にけっこう衝撃の一言でした。
そのままMamiya7IIで石川直樹さんの写真も撮らせていただきました。


トークショーの中で、エベレストの登山口へと続くエベレスト街道の映像を見せながら
「一般の人でも行けるから、一生に一度は行ったほうがいいと思う」
と語っていた石川直樹さん。
その光景は確かにとても魅力的で、
いつか妻や息子と一緒に行ってみたいなあと思ったのでした。

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