北欧紀行 7 「美しのドラカモラン」

Drakamöllans



ハーベンの観光を終え、長かったスコーネでの1日もようやく終わりを迎えることとなりました。
スコーネで予約している宿泊先は、「ドラカモラン(Drakamöllans)」。
上の写真がそのドラカモランなのですが、
見てわかるようにホテルという佇まいではなく、
スコーネ地方ならではのわらぶき屋根の民家を改装した、
とても美しくも可愛らしいB&B(一般の住宅を利用した小規模の宿泊施設)です。


このドラカモランはかつて雑誌フィガロジャパンで2002年に紹介され、
また以前の記事で触れたリサ・ラーソンのムック本でも紹介されていた場所。
その特徴は、建物自体の見た目の美しさもさることながら、
クッキングブックを出すほど話題となっている美味しいレストラン、
そしてとても気さくなオーナーのインガリルさんのおもてなし、
それら全てが合わさり、最高の滞在が出来る場所となっているとのこと。


こんな前情報を聞いてしまっては、期待しないわけがない!
ということで、日本にいた時からこのドラカモランはとにかく行くのが楽しみで
仕方が無かった場所なのですが、
実際に行ってみると…期待を更に上回る、本当に素敵な場所でした。


Drakamöllans
部屋の窓際には綺麗な花が。ちなみに窓の外がとても明るいですが、これで夜の7時ぐらいです。


部屋の内装もシンプルですが清潔感に溢れ、
とても洗練された印象。
民家を改装したものとはいえ、内装はちゃんとリフォームしているので、
設備が古くなっているということはありません。


この北欧紀行、スコーネの1日だけで
これで5つめの記事になったことからもわかるように、
とにかく大ボリュームの観光をしたため身体はクタクタ。
チェックイン後、夕食までベッドに倒れるように寝ころび、
そのまま旅の疲れを癒しました。


ドラカモランの夕食はしっかりとしたコース料理。
ちなみに北欧はいわゆる日本料理やイタリア料理といったような、
その国ならではの特徴的な料理はあまりありません。
かといって食のレベルが低いわけでは全くなく、
広大な自然に育まれた牛をはじめとするお肉や、
海に囲まれていることによる新鮮な魚介類、
そしてパンも美味しいものが多く、
多くの場所で料理に夢中になってしまいました。


もちろんこのドラカモランの料理も、
前情報通り、かなりの美味しさ。
思わず話題になっているというレシピブックを買って帰りたくなってしまうぐらいでしたが、
いかんせん書いてある内容が全然わからないため、それは断念。
しかしそのぐらい、美味しい料理でした。
海外にいくと「やっぱり料理は日本だな」と思うことが多いのですが、
ドラカモランの料理は、日本にもし同じお店があったら毎週行きたくなってしまうようなレベルの高さ。
料理に合ったワインも美味しく、ふたりですっかり酔ってしまい、
特に妻は旅の疲れもあったのでしょう、
デザートがくる前の時間にうつらうつらとしていました。


一夜明けると、スコーネの天気は快晴!
初日も雨は降らなかったのですが曇り空だったので、
晴れたスコーネが見られて感激。
さっそく朝食前にドラカモランの周りの草原を散歩してきました。


picnic
スコーネにはこんな広大な土地が至る場所にある


gate
広大な土地と居住区の境には動物が侵入しないよう、階段状の入り口が設置されている


ドラカモランでの朝食はビュッフェ形式。
チーズやコーンフレーク、サラダなどどれも美味しかったのですが、
中でも絶品だったのがパン!
香ばしいパンに自家製バターを塗って食べたときの感動といったら…!
ドラカモランには旅行者が記念にコメントを残しておけるガイドブックがあり、
そこに日本人のコメントで「パンの味が忘れられず来ました」と書いてあったのですが、
その気持ち、今なら凄くわかります。


morning
最高の朝食を楽しめた


Drakamöllans
レストランの二階には素敵な休憩スペースも


朝食後、なごりおしくもチェックアウトの時間がやってきました。
夕食時にも気さくに話しかけてくださったオーナーのインガリルさんに、
チェックアウト後に記念写真をお願いすると笑顔で快く、何枚も撮ってくださいました。
おまけに近くのバス停まで車で送ってくださったのですが、
車を走らせていると、ずっと横を走ってついてくる黒い犬が!


傍から見れば何事!?という感じの光景ですが、
その犬はインガリルさんの大事なペットで名前はオバマ。
なんでも、数日前までインガリルさんは車で長旅に出ていたらしく、
その間とても寂しい思いをしたオバマは、
また車でどこかにいってしまうのではないかと思い、車を追いかけてきたのでした。
オバマ…なんて可愛いんだ…!
「オバマ~!困った子ね~!」
とオバマをしかるインガリルさんですが、その顔はどう見ても嬉しそう。
その光景を見て、いつか犬を飼おう!と決意する自分なのでした。


ドラカモランは今振り返っても素敵な宿でした。
いつかまた行くときがあればその時は連泊をして、ゆっくりと楽しみたいと思います。
美味しいご飯と広大な景色、そして素晴らしいホスピタリティに溢れた場所でした。


ドラカモランを後にし、向かった先はスコーネの中でも賑わっている大きな都市、
シムリスハムン(Shimrishamn)へ。
ここはこれまでのスコーネの村とはまた違った活気にあふれていて、
多くの人々で賑わっていました。
次回、写真と一緒に紹介します!


続く!


*さゆりの一言コーナー*
とっても楽しみにしていたドラカモラン!!
建物も、ロケーションも、料理も、何もかもが夢のように素敵だったのですが、
1番感動したのは、オーナーのインガリルさんやスタッフの方の温かいおもてなしでした。
また、敷地内に馬や羊がいて、草原を馬がかけていく姿を見ながらの夕食!という夢のような体験も
することができました。
ネット上でも、日本語でドラカモランを紹介しているページは2.3しかないのですが、
もし迷ってこのページに辿り着いた方がいらっしゃたら、全力でオススメします!!
私の中で、世界で1番のホテルだったかもしれません◎
(そして、なんと、私たちが宿泊した数週間前にはminä perhonenの皆川さんも宿泊されたそうです。
皆川さんの残していったてるてる坊主が、食堂の入り口にかわいらしく吊るされていました(^^)
そのことを、笑顔で、嬉しそうに誇らしげに教えてくれたインガリルさんのまた、可愛らしかったこと*)

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