Okinawa


気が付けばもう1月も終わりそうですね。
明けましておめでとうございます、と書くには些か遅くなりすぎてしまいました…笑

いかんせん、仕事や育児などでPCの時間があまり取れず、
おまけに未スキャンのフィルムが大量に溜まってしまっておりまして。
このままだと1月に一回も更新しないまま終わってしまいそうだったので、
滑りこみで更新をさせていただきました。

しかし、最近そもそもブログをこの先どうやって
活用していけばいいのだろうかという思いもあります。
最近はInstagramやTumblrなど、外に開かれているメディアが多いのに対して、
ブログはどうしても閉鎖的になってしまいますからね。
ブログとしての機能をやめて、
ポートフォリオサイトとして作り直した方がいいのではないか…
という気もしています。

取り敢えず、色々と試行錯誤しながら
それぞれの特性を活かしていけたらいいなと思うこのごろです。

花々

flower 間も無く2014年も終わりますね。

今年は何と言っても息子が生まれ、大きく生活が変わった一年でした。
4月半ば、朝の7時前に聞いたあの産声は今でも忘れられません。
これまで経験した感動とは違う次元で心が震えました。
幸い、あれから今に至るまで息子も大きな病気をすることもなく、すくすくと元気に育っています。そういう意味でも、とても良い一年だったと思います。

来年は息子も喋り出す?と思いますし、今年に負けず劣らず色々なことが起こる一年になるのではないかと思います。
今からそれが楽しみです!

それでは、良いお年を!

未来へのベクトル

good days


写真展、無事に終了しました!
会場にお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。

振り返ってみれば、自分の想像以上の人が会場に足を運んで下さり、
メッセージノートにもコメントを書いていって下さいました。
今でもいただいたコメントを読んでは、嬉しい気持ちになります。
コメントだけでなく、直接お話ししながら感想を下さった方もありがとうございます。
写真について色々な話が出来て、とても充実した時間が過ごせました。

今回、自分にとってほぼ初めての個展ということもあり、
色々と大変だったこともありましたが、やって良かったです。
DMを作りお店に配って回ったり、
暗室に入って何枚ものテストプリントを繰り返しながら作品を作ったり、
作品のセレクトやキャプション、展示の順番に試行錯誤をしたり…
大変でしたが、今自分のやりたいことは出来たな、と感じました。

テーマは「家族」だったのですが、
それをふたつの面から表現してみようと試みたのが今回の展示でした。
自分の妻、そして今年生まれた息子を写した「今の家族」と、
父の故郷・徳島に足を運び、今は無人となった父の実家やその周辺を写した「過去の家族」、
この2つの要素で写真展を構成しました。
特に徳島での写真は、撮影のためだけに遠出をするという初めての経験だったこともあり、
とても思い出深いものとなりました。

個展をやると、改めて自分の写真と向き合うことになります。
自分にとって写真とはなんなのか、自分らしい写真とはどんなものなのか…。
思ったのは、自分にとって写真は自らに内在する思いを吐露する表現手法ではなく、
ドキュメンタリーのように自分の身の周りを切り取り、
その時に感じていた感覚を写真に託しているのだなということでした。
中にあるものを外に出すイメージではなく、
外から受けた感覚を形にしているような…。

ひとまず展示も終わり一区切りした感もあるので、
肩の力を抜いて毎日の生活の中で写真を撮りつつ、
また来年に何か面白いことができたらいいなと思います。

写真展のお知らせ(10月26日追記)

img283
img284

堀部 辰之介 写真展

花と根

2014年11月10日(月)~11月22日(土) 日曜日休館

13:00~20:00 (最終日は19:00まで)

会場 : 夢画廊

〒460-0002 名古屋市中区錦2-13-24 伏見地下街

地下鉄伏見駅下車、東改札口(東山線 栄行きホーム)より伏見地下街直結

地上からは、地下鉄伏見駅1番出口や静岡銀行名古屋支店近辺の青色の階段を降り、伏見地下街へお越し下さい。

本人在廊予定 : 11月15日(土)、22日(土)終日



壁面には15枚の写真を展示する予定です。
そのうち、4枚は自分で暗室で手焼きをしたものになります。
今回の展示に向けて、初めて暗室でのカラープリントに挑戦したのですが、
これが予想以上に難しかったです。

モノクロを普段撮らないので、そもそも暗室の経験自体そんなにないのですが、
モノクロの暗室と比べてカラーの暗室は真っ暗。
セーフティライトも使えないので、手さぐりで印画紙のセットをしたり
引き伸ばし機のスイッチを押したりする必要があります。

慣れてくればその真っ暗も大丈夫なのですが、
一番難しかったのは色合いの調整。
引き伸ばし機についているイエロー、マゼンタ、シアンのダイヤルを調整して
自分の思った色に近づけていく作業をするのですが、
これが思ったような色に中々なってくれず…。
テストプリントをしては調整、テストプリントをしては調整、を延々と繰り返していました。

結果、4~5時間かけて1枚完成ぐらいのペースになってしまったのですが、
かなり思い入れのある作品が出来ました。

他の11枚もアナログ露光でプリントをしてもらうので
パッと見た感じは違いがわからないのですが、
なんとなくその思い入れのようなものを感じ取っていただければ幸いです。

また、展示写真の他にもブックを置く予定です。
しっかりしたボリュームのブックになる予定なので、
こちらも楽しんでいただけると嬉しいです。

宜しくお願い致します。

流動

flow


先日、愛知県美術館で開催されている写真展、
「これからの写真」を観に行ってきました。
出展されている作家は
新井卓さん、加納俊輔さん、川内倫子さん、
木村友紀さん、鈴木崇さん、鷹野隆大さん、
田代一倫さん、田村友一郎さん、畠山直哉さん
です。
恥ずかしながら元々自分が知っている作家さんは
3人しかいなかったのですが、
とても見応えがある展示でした。


一口に写真といっても、
表現におけるその使われ方は非常に多岐にわたっていました。
川内倫子さんや田代一倫さんの作品は
他の作家と比べるとある意味王道ともいえる写真の使い方をしていました。
川内倫子さんの作品は通常のプリントと映像作品の2種類があったのですが、
両方とも以前東京都写真美術館で展示されていたものと同じだったと思います。
やはり自分は川内倫子さんの写真が好きです。
その詩的な写真は、日々の中に潜む一瞬の煌めきを掬っているかのようです。


一方、加納俊輔さんの作品は、
写真作品というよりは現代アートに近いものでした。
大理石にシールやマスキングテープが張られているものを撮影し、
その写真を実際の大理石に貼ることで
変な違和感のあるだまし絵のような作品が展示されていました。
その横で普通に家を撮影した写真が並べて展示されているのですが、
見ているとその写真もどこか違和感があるように感じてしまうのです。
写真というものの不確実さ、視覚の不確実さを感覚的に認識できるような展示でした。


ところで、今回の写真展では本来の文脈からは離れたところで
世間の話題になったトピックがあります。
鷹野隆大さんの作品の一部が、愛知県警よりわいせつ物にあたるとして
対応を求められ、結果薄い布で覆われる事態となったのです。
匿名の通報があり、愛知県警が動くこととなってしまった今回の事件。
それに対し撤回を求める署名が8,000件を超えて集まっています。
わいせつ物にあたるとされる写真は性器がそのまま写っているものだったのですが、
個人的な思いとしては写真自体の目的がわいせつ物の流布だとは到底思えないし、
展示自体も注意書きに加えて空間ごと仕切られているという配慮されたものだったので、
何の問題もないと思うのですが…。


何はともあれ、写真表現をめぐる変容や今後の写真表現の未来を探るうえで
とても良い展示だったと思います。
まだ行けていない方は是非行くことをおすすめします!